秋の里山 御来光の滝  2013/11/03
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- 御来光の滝 途中敗退 -

昨夜は、大いに盛り上がった。

今日はKAZSHIさんの希望で御来光の滝に行く予定。

しかし、夜半から土砂降りの雨音が聞こえていた。

朝起きると雨は止んでいたがガスっている。

半分、今日は駄目かなと思いつつユックリと朝食。

後片付けをして今日帰られる高御位山、澄まし粉さん、マーシーさんに別れを告げて出発。

8時16分

reikoさんをお乗せして石鎚公園線を土小屋へ向かう。

夕べ通行止めかもしれないと聞いていたので心配。

よさこい峠から土小屋までの間に工事中区間があり4トン車以上が通行止め。

普通車は難なく通過できた。

しかし、小雨が降り続きガスで視界が殆ど無い。

今日は駄目だねと話しながらとりあえず御来光の滝展望駐車場に向かう。



所が到着したとたん雨が止んで明るくなった。

と言っても相変わらず周辺はガスで御来光の滝方向は全く見えない。

どうするのと聞くとエントツ山さんとKAZASHIさんは行く気満々。

気合いを入れ直して出発。

9時58分

(この時、何故か9時頃だと思いこんだ。)

御来光の滝へのコースタイムは2:30~3:30くらいと聞いた事がある。

今日はみんなで歩くのでコースの下調べを十分しなかった。

おまけにGPSも地図も持ってきていない。

皆さんと歩くのが楽しくて所要時間の事を忘れていた。



スカイライン脇で記念撮影。

紅葉が綺麗だ。

カーブミラーの降下地点には外国の子供連れの家族がいて御来光の滝を地図で調べている。

子供連れで行くのは大変だと思うが..



噂通りの急坂を下る。

今日は川の渡渉が数多くあるというのでスパイク長靴を履いて来た。

インナーブーツも新しくした。(此が又大失敗)

下りはスパイクのおかげで滑る事も無く快調。

紅葉もそこそこ有り綺麗だ。

コシアブラの薄緑の紅葉を見ながら下って行く。



ヒメシャラの大木が多く雨に濡れた木肌が綺麗だ。



ヒメシャラやリョウブはまだ青い葉が目立つ。

此からしばらくの間紅葉を楽しむことが出来るだろう。



所が途中で雨が降り出して急坂を下りきった頃には本降りとなる。



河原に降りてそのまま川床を進むのかと思ったら右岸を高巻きしていく。

登山道は整備されていて木の橋が続くが頑丈で雨に濡れていても不安は無い。



最後尾で撮影しながら歩いていると撮影後追いつくのに何故か足が重い。

雨で岩が滑りやすいので余計に疲れる。

又河原に降りて渡渉する

水の上に露出した石が少なくて連なっていない。

私達は長靴なので難なく渡れるがreikoさんは登山靴なので苦労している。



11時29分 赤い色が混ざった石灰岩のなべら岩が美しい場所に来た。



赤い岩と見えたのは落葉だったのかも。



それにしても不思議で素晴らしい景観だ。

名前はついていないのかな?



素晴らしい景観に少しばかり見入る。

少し進むと七釜に着く。



7つの釜が連続してある。

透き通った流れがしぶきを上げて流れる様に見入ってしまう。


素晴らしい眺めに、時間の事など忘れて見入って随分と時間を食ってしまった。



しばらくは歩きやすい道が続く。



又右岸に渡渉する地点では、流れが深くエントツ山さんが石を積んでreikoさんが渡る。

右岸の高巻き道は岩が滑り気が抜けない。

お腹がすいてきたが、今まで休みすぎたのでドンドン進まざるを得ない。



緩やかな道になると魚止めの滝が見える。

11時57分



美しい面河川の流れを見ながら進んで行く。

雨は小降りとなり気にならなくなった。



少し痛んだ道にはロープが設置されている。

此処が唯一危険を感じる場所だった。

又、渡渉するがreikoさんは苦労している。

お腹がすいてふと時間が気になる。

既に12時26分となっている。

エントツ山さんにあとどのくらい時間が掛かるのかとお聞きすると洞門を越えれば20分くらいだとの事。

何しろ私達が遅すぎるので、通常のエントツ山さんのコースタイムと大幅に異なる。

その為時間の計算が難しいようだ。

とりあえず帰りの時間も見て13時の時点で判断しようという事になった。



景色は綺麗だが岩が大きくなり歩きにくくなる。

南沢の入り口を右に見て進む。

難関の岩は雨で滑りやすくなっているというので左へと高巻きしていくが此がキツイ。

私の長靴のインナーが靴底の中で滑り急坂で踏ん張ると長靴が脱げそうになる。

とうとう片一方が脱げてしまった。

苦労してピークへと登り一枚岩を下るためにエントツ山さんがロープを設置した。

所がロープを伝って下ろうとしたKAZASHIさんが足を滑らして危うくロープにぶら下がり難を逃れた。

家内は進むのを躊躇している。

時計を見ると、もう13時を過ぎている。

お腹がすいてシャリバテ状態。

とりあえずピークで食事にする。

此処からは15分程で到着するそうだが、私達の足ではもっと掛かるだろう。

到着しても撮影タイムなど考えると帰り着くのは17時を過ぎて暗くなりそう。

エントツ山さんに、もう引き返そうと提案する。

残念そうだったが、今日は御来光の滝へ行く事は断念する事となった。



食事を終わって上の登山道に這い上がる。

可成り急な道だ。

展望所のような場所があり、目の前に御来光の滝を見る事が出来た。

ガスの中で豪快に流れ落ちる御来光の滝を十分に楽しみ満足して帰る事にする。



展望台からは良く踏まれた登山道を洞門と言われる岩の横に降りる。

まだ洞門を過ぎていないと思っていたが、いつの間にか通過していたようだ?

南沢出会いから南沢を見上げる。



帰りは紅葉を楽しみながらノンビリと帰る。



所が先に行っていたKAZASHIさんが岩で思いきり滑って川の中に転倒した。

幸い上流側の平坦で水の浅い所に倒れたので怪我はなかった。

右へと下流側に倒れていたら岩で怪我をしたかもしれない。



七釜で一休憩。



素晴らしい渓谷美をしばらく楽しむ。



赤茶けた石灰岩のなべらは不思議な景観だなあ。



帰りは水量が増えていたがreikoさんも渡渉に慣れてザブザブと水を気にせずに歩いている。



最後に厳しい急坂を喘ぎ喘ぎ登り16時49分車道に着く。

無事帰り着いてみんなで万歳をする。

今日は反省すべき事が多かった。

まず第一は出発時間が10時と遅かった事。

(私は時計の確認が十分でなく出発が9時だったと勘違いしていた。)

コースの下調べが十分でなくエントツ山さんに任せきりで時間管理が十分でなかった事。

(みんなで楽しく話しながら歩いていたので途中での時間確認を忘れて12時を過ぎた所で慌てた。)

何よりも私の長靴の具合が悪く、歩くのが遅くて皆さんにご迷惑をおかけした。

家内も具合が悪かったらしく靴の中で足が滑り爪先に負担が掛かり爪がもげそうになっていた。

コーナンで購入した安価なインナーではこの様な事が無かったのだが..

エントツ山さんは私のような鈍足と一緒に歩くのは時間の予測が難しかったと思う。

でも、エントツ山さんのおかげで御来光の滝を見る事が出来たし、素晴らしい渓谷美と紅葉を楽しむ事が出来て大満足。

此に懲りず又お誘いください。

帰りは面河経由で帰ろうと思ったが、石鎚スカイラインはガスの中。

元来た道を帰る。

しかし、真っ暗で途中で大雨となっておまけにガスも出て視界が悪く運転しにくかった。

駐車場から約4時間で自宅到着。

ぐったりする程疲れたが、久しぶりにHP仲間とお会いして楽しく歩く事が出来た。

皆さんありがとうございました。

次の20周年記念まで山歩きを続けていることが出来れば嬉しいのだけれど??





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