夏の里山 剣山  2013/08/10
ホームページ

- 
剣山 キレンゲショウマは花の盛り -

この週末は晴れ晴れの予報。

気温も高いようだ。

涼しい山を歩いてみたいが、見ノ越や名頃は遠い。

それならば富士の池から一の森経由で剣山を歩いてみようかな。

キレンゲショウマもきっと満開だろう。



神山経由で富士の池に向かう。

途中コンビニで買い物などして1時間半程で富士の池に到着。

信号が殆ど無いので早い。

何時もは龍光寺の境内から登るのだが、今日は楽をして上の林道登山口から登る事にした。

何しろこのコースを真夏に登るのは初めてなのでバテないか心配。

7時46分出発

登り始めは急坂でまだ目が覚めていない体に応える。



20分であと70分の標識通過

木々の間から漏れてくる日射しがキツイ。



やっと広場について緩やかな道となる。

コケが鮮やかで涼しげに見える。



一踏ん張りして追分に到着

8時18分

龍光寺から林道までの登りを省略したので早く着いたがもう汗ビッショリ

早くもスポーツドリンクをガブ飲みする。

山野草の花は全く咲いていなくてサワオトギリだけがかろうじて咲いている。



ダケカンバの大木の広場に来るとダケカンバは濃い緑に覆われている。

冬には枯れたように見えるダケカンバの古木だが、まだまだ樹勢が盛んのようだ。



春にはシコクバイカオウレンが咲く大岩を越えて登って行く。

あと30分の標識



気温がグングン上がっているようだ。

林の中は風も吹かないので体に熱が籠もってくる。

にくぶち峠分岐を通過



分岐からにくぶち峠に向かう道は笹が綺麗に刈られている。

直ぐに樹林帯を抜けて振り返ると高城山方向は霞んでいる。



抜けるような青空が広がっている。



ダケカンバやナナカマドの緑の葉が鮮やか



剣山頂上も青空の下くっきりと見えている。



9時19分 一の森ヒュッテ着

コースタイム通りで着く事が出来た

ヒュッテの庭のキレンゲショウマはまだ蕾が多い。

ベンチでまたスポーツドリンクをガブ飲み。

既に二人で4本飲み干してしまった。



庭のシコクフウロなどを楽しんでから三角点に向かう。



三角点まで来ると冷たい風が吹いて気持ちが良い。

次郎笈と剣山が綺麗だ。



青空の下、緑豊かな夏の剣山、次郎笈も綺麗だ。

鞍部から三嶺も顔を出している。



石立山とその向こうに愛媛の山々



相変わらず高城山は霞んでいる。



一の森から下って行場に向かう

分岐のシコクシラベは去年鹿に囓られたが、とうとう枯れてしまった。

幹の周りを全部囓られると1年後にはこんな姿になってしまう。



クロヅルが赤い実になってきている。



行場からドンドンと登山者がやってくる。

若いご夫婦からお声掛けを戴いた。

四国中央市の方で、私のホームページを見て戴いているそうだ。

どうもありがとうございます。

記念撮影してお別れしたが、彼方此方登られているようなのでまた何処かの山でお会いできるだろう。



テンニンソウが咲き始めている。

幹にくっきりとした縦縞のある巨木が群生している。

オオヤマレンゲの近くにはヒメシャラやカツラなどの大木があるが何時もはじっくりとは見ていなかった。

胴回り1メートル以上はあるこの木はコナラかなと思っていた。

でもどうも違うみたい。



見上げて葉を見るとなんとナナカマドのように見える。

ナナカマドがこの様に大木になるとは?

樹皮もナナカマドとは全く違うように見えるが大木になると変化するのだろうか。

この様な大木が5~6本程有る。

??だ

ぽとふさんからサワグルミだと教えて戴きました。

サワグルミは、今まで見た事が何度かあるのだが、この様な大木になる事を知らなかった。

立派な樹だ。

食べられないけど翼の付いた可愛い実がなるそうなので秋が楽しみだ。



カニコウモリが綺麗な花を咲かせていた。

穴吹川の源流にはヒナノウスツボが咲いていた。

この花も小さくて撮影するのに苦労する。



穴吹川源流は水が少ない。

何時ものように顔を洗って少し飲んでみる。

冷たくて美味しい



行場に回ると意外と人は少ない。

アカバナとヒメフウロは前回より増えている。



元気なミゾホウズキとギンバイソウ



テキサスゲートを越えるとキレンゲショウマが咲き誇っていた。



丁度花の盛りだがまだ蕾も沢山有るので、もうしばらくは楽しめるようだ。



キツリフネとソバナもキレンゲショウマの間に咲いている。



レイジンソウも咲き始めていて可愛い。

花を見ていると頂上ヒュッテの新居さんが降りてきた。

毎日来て通路の整備をされているようだ。

何時もありがとうございます。



上の道まで来ると大勢の登山者がやってきた。

新居さんがシコクブシが咲いていると教えてくれた。

咲き始めたばかりのようだ。



刀掛けの松に来ると登山者であふれかえっている。

疲れたので休もうとしたが座る所も無いくらい。

団体が出発したらまた次の団体がやってきた。

皆さんキレンゲショウマが目当てのようだ。

キレンゲショウマは人気があるなあ。



皆さんが行場に向かうので頂上への道はガラガラ



三嶺も霞んでいるが見えている。



お爺ちゃんお婆ちゃんに連れられた子供さんが多い。

子供は元気でお爺ちゃんお婆ちゃんは遅れ気味。



登山道脇には沢山のシコクフウロ。

此処のシコクブシはまだ蕾



11時9分 頂上ヒュッテ着



本宮神社では輪くぐり神事を行っていた。

鳥居の下の輪を先ず左回りに潜り抜け、次に8の字を書くように右回りに潜り抜けて参拝すると、

汚された身体や魂が祓い清められ、魔を除けて昇運するらしい。

私達も早速お詣りする。



ヒュッテに飛び込んで何をともかくビールと言いたい所だが、今日はノンアルコールビールで辛抱する。

ノンアルコールビールでも喉にしみこむように美味しい。



木道を進むと大勢の登山客

小さな兄弟が仲良く並んで「綺麗だね」と景色を楽しんでいた。

可愛いなあ。



何時もに比べたら多いが意外と登山客は少ない。

今キレンゲショウマを見に行っている人達が登ってきたら随分と込む事だろう。



晴れているが三嶺は霞んでいる。

次郎笈はくっきり見える。

大勢が山頂に向かっているのが見える。



東のテラスには白装束の人達が休んでいる。

何処かの剣山講の人達だろう。

それにしても若い女性が多いのにビックリ



テラスに座ってノンビリとランチタイム

日が照りつけて熱いが冷たい風が吹いて心地よい。

講の人達は昼食の後はお昼寝タイムのようだ。

私も昼寝をしたいが、また一の森まで行って帰らないと行けない。

11時45分 腰を上げる

一の森に向かうと先ほど行場で会った人達が帰ってくるのに次々と出会う。



四国中央市のご夫婦にも会えるかなと思ったが、何処かへ回ったのかお会いできなかった。



12時20分 一の森ヒュッテ着

大勢が休憩中。



一の森神社にお参り



段々と気温が上がってきた。

樹林帯の中は風も吹かずに暑い。

何度も水を飲んでやっと追分着。

岩に座り込んで休憩。



コメツガの小さな松ぼっくりが沢山落ちている。



13時53分 林道着

林道脇を見るとイワタバコが咲いていた。



葉っぱは小さいが沢山咲いている。

クサアジサイも咲いていた。

木屋平に降りると34.5度の表示。

今日は高知では40.7度もあったらしい。

家に着いて車を降りるとモワッと熱気が漂っている。

何時ものように熱いシャワーを浴びて冷たいビール。

今日も二缶飲んでしまった。

どうも二缶飲むのが習慣になってしまった。

ビール腹が益々大きくなる予感。





里山倶楽部四国編 

ホームページにも是非お立ち寄りください