秋の里山 一の森 剣山  2013/09/20
ホームページ

− 
秋晴れの剣山 リンドウの花 −

昨夜は素晴らしい中秋の名月を楽しむ事が出来た。

今日は爽やかな秋晴れの一日のようだ。

リンドウの花を楽しみに剣山でも歩いてこよう。



富士の池から一の森経由で剣山に登る予定。

登り始めるとコメツガの小さくて可愛い松かさが一杯落ちている。



登り始めは急坂だが、爽やかな朝の空気が気持ちが良くて苦にならない。



広場まで来るとミツバテンナンショウに赤い実



もうとっくに花期が終わっていると思っていたシコクブシが初々しく咲いている。

少し登ると追分に着く。



ブナの巨木がほんのり色付いている。



もう茶色になっているブナの葉もあった。



幹の半分の樹皮を鹿に囓られているダケカンバはまだ青々と葉を茂らせていた。



ダケカンバの広場に着く

ダケカンバの巨木は鹿に囓られていない。

向こうに赤帽子山



コメツガとシコクシラベの混成林に着く。



コメツガは寿命が長くシラベは寿命が短いとも言われているが、どちらも私よりは長生きしている。

また此からも長生きする事だろう。



にくぶち分岐から登って行くと若いダケカンバの林となる。

もう黄葉が始まっている。



樹林帯を抜けて振り返る。

高城山や高丸山がくっきりと見えている。

走ってきた木屋平や穴吹川もくっきり。



冬に富士の池から登ってくると最初にこのダケカンバの霧氷に出会う。

今年はまだ元気に見えるが既に幹の周りを鹿に囓られているので来年には枯れてしまうだろう。

鹿は若いダケカンバの樹皮が好きみたいなので厄介だ。



殆どのダケカンバの幹が囓られている。



ミヤマクマザサは背丈ぐらい茂っていて鹿の食害を受けた形跡は無い。

此処の鹿は別に食べるものが無くてダケカンバの樹皮を囓っているのでは無いようだ。



一の森ヒュッテの庭のベンチで一休憩。

庭の笹が綺麗に刈られていた。

リンドウが綺麗に咲いていた。



三角点に行くと剣山と次郎笈が綺麗に見える。

やはり此処から見る姿が一番美しい。



剣山と次郎笈の間から三嶺や天狗塚が顔を出している。



位置を変えて石立山そして剣山と次郎笈



一の森頂上への道も笹が綺麗に刈られている。



一の森ヒュッテと高城山



リンドウが咲く道を下っていく。



慰霊碑分岐から行場に向かう。

単独行の男性がやってくる。



苔の包とカニコウモリの実



小さなネズミが死んでいた。

数年前このネズミを探しに来ていた人がいた事を思い出す。

サワグルミの大木はまだ緑濃い。



お花畑は最近花は少ないが、サワグルミやカツラなどの古樹が素晴らしい。



守の精霊達が集まって賑やかに話をしているような場所だ。



サラシナショウマが咲き残っている。

穴吹川の源流はゴウゴウと流れている。



まるで滝のようだ。



何時もは下る行場を登って行く。



トモエシオガマやミゾホウズキがまだ元気だ。



ピンクのシコクブシが咲いていた。



ドウダンツツジが紅葉し始めている。



国道438号線崩落現場の工事の音が響いているがまだ復旧は先のようだ。



行場の急坂を登っていくとヒメフウロが沢山咲いている。

ヒメフウロは真夏には一度消えてしまうが少し涼しくなるとまた沢山咲いてくる。



ジンジソウが沢山咲いている。

此処で出会うのは初めて。



テンニンソウはもう終わりのようだがシコクブシは涼しくなってまた元気になったようだ。



刀掛けの松で一休憩。



ナンゴクミネカエデの実が赤い。

三嶺もくっきりと見えている。。



シコクフウロも元気に沢山咲いている。



オトギリソウの葉が紅葉しているがシコクブシはまだ新鮮な花を咲かせている。

今年はなんか変。



頂上に向かうとダケカンバの林が網に囲まれていた。



まだタカネオトギリソウが沢山咲いている。



頂上に近づくとリンドウが多くなる。



ヒュッテに寄るが新居さんは留守だった。



頂上に向かうと兵庫県小野のご夫婦が休憩されていた。

剣山や次郎笈へは何度も登られているそうだ。

今日は土小屋から石鎚山へ登る予定だったが朝食が遅かったので諦めて剣山に登ってきたらしい。

土小屋へは通行止めになっていますよと言うと剣山にして良かったと喜んでいた。



三嶺や矢筈山を見ながらお弁当。

爽やかな空気が気持ちが良い。



次郎笈へも行きたいが今日はもう帰ろう。



鹿に囓られて可愛そうなダケカンバを見ながら一の森に向かう。



今年はリンドウが沢山咲いて綺麗だ。



一の森ヒュッテはオープンしていて話し声が聞こえる。

守り神の竜に挨拶して下山開始。



帰るのが勿体ないような爽やかな良い天気。



車道まで帰ってくるとコフウロが沢山咲いていた。

帰りは大桜の湯で汗を流して帰宅する。

特別の事は無かったが爽やかな秋の日の山歩きはとても気持ちが良かった。



里山倶楽部四国編 

ホームページにも是非お立ち寄りください