秋の里山 小春日和の剣山  2013/11/16
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-快晴の剣山 素晴らしい眺望を楽しむ -



今日は快晴の予報。

三嶺にも行きたいが、次郎笈にも久しく登っていない。

久しぶりに剣山から次郎笈へとスタンダードコースを歩くことにする。



5時半に家を出て貞光経由で見ノ越に向かう。

見ノ越に着いたのが8時前。

438号線が通行止めなので随分と時間が掛かる。

見ノ越には県外ナンバーの車が多い。

全部で10数台が停まっている。



青空の下、三嶺がくっきりと見える。

剱神社で気温は-1度



8時5分登山口出発。



紅葉が終わり葉を落とした木々の間を登って行く。

もうすっかり冬の気配が漂っている。



登山道脇のスズタケは元気よく茂っているが、人が歩かない樹林帯の下のスズタケは裸状態。



西島神社に着き、遊歩道分岐から頂上を眺める。

雲一つ無い青空が広がっている。



三嶺はいつ見ても綺麗だなあ。



8時47分西島駅着。

ベンチで休憩中の男性からお声掛け戴く。

なんとこもれびのコモさんだった。

数年前に次郎笈の水場分岐でお会いして以来だ。

今日も、三嶺まで縦走されるそうだ。



しばらくお話をしてから記念撮影してお先に出発する。

塔の丸の向こうに矢筈山が顔を出す。



丸笹山と赤帽子山もくっきり

438号線の崩落現場は可成り工事が進んでいる。



何時もは雲に隠れていることが多い高城山もくっきりと見える。

右の方には高丸山そして左には旭ノ丸も見えている。



まだ霜が残っていて綺麗だ。

ご夫婦が下山されてきた。

今朝の朝焼けと霧氷は最高だったそうだ。



刀掛けの松に着く。

三嶺と塔の丸が美しい。



ピンクのマユミの実がまだ残っている。

霧氷ポイントまで来ると先日の雪がまだ残っている。

2日程前には此処がツルツルに凍っていたそうだ。



剣山本宮神社にお参り。

9時28分。

ご本尊は富士の池のお宮に下っていて留守だが、宝蔵石が後に聳えているので御利益はあるだろう。



登頂証明の書が有るらしい。

千円は一寸高いかも。

しかし、剣山講の人達にとっては値打ちがあるのかもしれない。

気温は-3度。



ヒュッテの前の樹木には僅かに樹氷が残っていた。

今朝は綺麗だったようだ。



3代目の新居さんとしばらく話し込む。

ヒュッテ下のシコクシラベの鹿害防止用の網を県にお願いしているがまだ用意できていないらしい。

雪が降ると鹿が樹木の皮を囓るのでそれまでに何とかしたいがもう時間切れだと嘆いておられた。

438号線の復旧工事は朝早くから毎日続けられていて冬の間も休まないそうだ。

来年4月には何とか車が通行できるように見込みだとのこと。

現在は438号線だけでは無くて木屋平から中尾山越えで一宇に抜ける道も通行止めらしい。

その為新居さん達は木屋平から一旦穴吹に出て貞光経由でヒュッテまだ通っていると言われていた。

それは大変だ。

早く開通することを願うしか無い。



矢筈山系から手前に丸笹山そして赤帽子山。

矢筈山の右の稜線には丸いドームのような津志岳が見えている。



右に三嶺を見ながら頂上に向かう。

頂上 9時52分着



頂上からのパノラマ風景



三嶺や天狗塚の眺めは最高。

石鎚山が微かに見えている。





9時57分 次郎笈に向けて出発。



遊歩道分岐に着き次郎笈山頂を見ると4人程の登山者が居るのが見える。



水場分岐に着き剣山方向を振り向くと何人かこちらに向かってくる。

コモさんもやってくるのが見える。

10時26分出発。



次郎笈への厳しい登りも気温が低いのでそう辛く感じない。

途中で先ほど頂上にいた団体が降りてきた。



家内は快調、私はフウフウ言って手前のピークに着く。

此処からの三嶺へと続く縦走路の眺めは素晴らしい。



写真を写していると先ほど剣山方向から来られていたご夫婦がもう到着した。

私達と同じくらいの年代なのに凄い健脚だなあ。



次郎笈頂上 10時44分到着。

頂上には若いご夫婦が休憩されていた。



頂上からは素晴らしい眺望

剣山から一の森そして槍戸山へと続く稜線が目の前に広がる。

一の森の右奥には高城山と高丸山が顔を出している。

冬に高丸山から見ると一の森の奥に真っ白な次郎笈の頭が見える。



三嶺まで続く縦走路



岩場まで行って少し早いが昼食にする。

気温は+5度。

随分と暖かくなってきた。

やがてコモさんもやってきた。



少しお話ししてから一緒に丸石方向へと下って行く。

まだ霜が残っていて滑りやすいので気をつけて下る。

水場分岐で今日は白髪小屋泊まりだというコモさんとお別れ。

気をつけて行ってらっしゃいと見送る。



水場で冷たい水を戴いてからトラバース道を西島へと向かう。

矢筈山の右手前にイボのような黒笠山。



水場分岐を過ぎると登山者がドンドンとやってくる。

天気が良いので次郎笈に向かう人が多いようだ。



西島へのトラバース道はまだ雪が可成り残っている。

傾斜が緩いので滑らないとは思うが慎重に進む。



マユミのピンクの実がまだ随分と残っていて可愛い。



西島駅で少し休憩してから遊歩道経由で下山する。

神社の鈴のような大きな音がして振り向くと、足のすらりっとした若い女性が軽やかに走り去っていった。

若いって良いなあ。

私も子供の頃は眉山や城山を走り回っていたのだけれど。



途中、大塚保養所への道は通行止めとなっていた。

下の駐車場からの古道はもう通れないのかな?



剱神社に着くと気温は5度。

三嶺も少し霞んでいた。

13時27分着。



見ノ越の駐車場は満車状態。

パトカーも出て大賑わい。

ビックリするのは、殆どが県外ナンバーなのと今頃から出発する人達が多いことだった。

今頃コモさんはどの辺を歩いているだろうかと話しながら、又お会いできることを楽しみに家路を急いだ。

鴨島あたりまで帰ってくると気温は20度となっていた。

随分と暖かくなったものだ。

寒暖の変化が激しいので体調を崩さないように注意が必要だ。



里山倶楽部四国編 

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