冬の里山 雲早山  2014/01/23
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 最高の天気 青空に映えるブナの霧氷 -

今日は夕方から所用があるため、お山は休みにしてノンビリしようと思っていた。

しかし、今日の天気予報は朝からまっ晴れマーク。

家内が青空に映える霧氷を見たいという。

と言っても霧氷が簡単に見える山はそう多くは無い。

つい最近行ったばかりだが、雲早山に出かけることにする。



岳人の森を越すと除雪はされているが道路はガチガチに凍っている。

氷生ヶ滝も立派に氷結していて綺麗だ。



スーパ林道のゲート前に来るとジムニーが一台駐車している。

先行者が居るみたいだ。

9時5分出発

林道の雪は半分融けている。

鹿舞ダキ山と砥石権現が綺麗だ。



しばらく進むと林道にも雪が多くなる。

土砂捨て場から見ると、雲一つ無い青空に高城山が聳えて居る。



新雪がうっすらと積もった林道はとても歩きやすい。

気持ちよく歩いている間に登山口に着いた。

気温は-8度



アイゼンを履いて出発

9時52分

怖いトラバースも確りとしたトレースが付いていて緊張無く歩くことが出来る。



先行者の足跡が有り歩きやすい。

雪の量も先日よりは少なくしかも締まっている。



しばらく登ると雪が多くなり先行者の足跡が深くなる。

新雪が深いので可成り苦労されているようだ。

先日、腰までのラッセルとなりスノーポンを履いた辺りで先行者のご夫婦に追いついた。



なんと先行者は釋護法さんご夫妻だった。

トレースどうもありがとうございます。

此処からは替わって私達が先に進まさせて戴く。



稜線に近づくと霧氷が綺麗だ。

右に曲がってからのトラバースはトレースが無いが新雪の下は締まっているので歩きやすい。



霧氷に向かって登って行くのはワクワクして楽しい。

新雪の急坂は柔らかくてアイゼンの歯が効かずに滑って歩きにくい。



トラバース道を折り返し、急坂を過ぎると緩やかな雪原を登るようになる。

朝日に向かって登って行くと霧氷が輝いて出迎えてくれる。

まるで別世界のような美しさ。

人の住む世界とは違うような気がする。



見上げると空はあくまでも青い。



10時54分 パラボラ分岐に到着。

山頂に向けて誰の足跡も付いていない雪原を登って行く。

可成り雪が深く私は膝の辺りまで沈むが、、敢えてスノーポンは履かずに壺足で雪の感触を楽しみながら登る。



快晴なのでブナの霧氷は既に可成り落ちてしまっているが繊細な霧氷もまた美しい。

岩場の辺りはもう霧氷は少なくなっている。



岩場を過ぎるとまた霧氷が多くなる。

何度見てもため息が出る程素晴らしい。



風も無く暖かい日射しが差す稜線歩きは幸せを実感することが出来る。





右を見ても左を見てもブナの霧氷に圧倒される。



霧氷の間に高城山



頂上直下の急登を登って行く。



見事な姿のブナが待っていてくれる。

この枝振りの見事さはどうだ。





11時22分 雲早山頂上に着く。



正面に高城山が聳える。



剣山は丁度高城山に隠れて見えないが、次郎笈や槍戸山は僅かに顔を出している。



360度の眺望を楽しむ。





名残惜しいが十分に堪能したので帰ろうかなと思っていると釋護法さんご夫妻が登ってこられた。



お互いに記念撮影をして下山する。

何時もの大岩の影で釋護法さんご夫妻と一緒に昼食。

単独の男性が登ってきた。

天気が良いので霧氷は少なくなっている。

今日は夕方から会食があるので早々に帰ることにする。



途中チョコッと尻セードも楽しむ。

雪の下りは楽ちんでルンルン気分で下る。



12時48分 登山口着。

林道を歩いていると土須峠の広場でテントが二つ張られていた。

こんな所でテント泊かな?

夕日や朝日の出を見に登る予定かもしれない。



13時23分 ゲートに着く。

帰ってから風呂に入り、同級生との新年会?に出かける。

今日は出世組の奢りでフグ料理。

天然フグのてっちりやシャブシャブそして鍋に最後はお雑炊と腹一杯堪能した。

ひれ酒も美味しく頂いた。

友人に出世組が居るとありがたい。


今日は、抜けるような青空で霧氷と、とびきりの眺望を楽しむことが出来た。

そして釋護法さんご夫妻ともお会いすることが出来た。

山歩きしていると幸せに出会えることが嬉しい。




里山倶楽部四国編 

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