冬の里山 雲早山  204/01/13
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 雲早山 スノーポン試し履きⅡ -


今日は、寒風山か伊予富士に行きたいと思っていたが目が覚めると6時を過ぎていた。

仕方が無い、近くの雲早山に出かけることにする。

車道の雪が少し心配。



雲早隧道までの道は除雪されており4駆スタッドレスなら問題ない。

スーパー林道入り口に駐車し登山口を目指す。

昨日、四季美谷ツアーが行っているはずだが、どのコースで登ったのかなあ?

四季美谷温泉ツアーが通常コースを歩いているのなら、登山道は踏み固められているのでスノーポンは必要ないだろう。

ゲートの辺りには余り足跡が残っていない??

もし大釜の滝からのコースや鉄塔保線路コースそしてシャクナゲ尾根コースなら、通常登山道は雪が深いかもしれない。

一応スノーポンを背負う。

8時33分 出発

大型車の轍がある。

新しいが、ゲートを開けて入ったのかな?



雲早山頂上付近は真っ白だが天気はすっきりしない。

ドンヨリしている。

雲早山は、何時も昼頃青空になることが多いので今日も青空になるかもしれない。

しばらく行くと大型車がUターンした跡があり、此処から歩き始めたのだろうか沢山の足跡が残っている。

これだけ沢山歩いているのならスノーポンは必要なかったかも?



土砂捨て場の向こうに高城山が全貌を現している。

何時も頂上付近はガスの中のことが多いが今日は葱坊主もくっきりと見えている。

此処からは踏み跡が消える??

崩壊地を過ぎると また足跡が多くなる。

どうも斜面をショートカットして歩いているようだ。

気温が高いのか大氷柱は融けて余り大きくない。



シャクナゲ尾根の登山口を過ぎて鳥居コースの登山口に着く。

9時18分



登山道は多くの足跡が付いて踏み固められている。

スノーポンの出番無し。



沢の水も凍っていない。

今朝は余り気温が下がらなかったようだ。



登山道は一面に踏み固められていてとても歩きやすい。

歩いていないところはフカフカの雪。



ブナの倒木の辺りまでは皆さん思い思いに広がって歩いている。

右に曲がって霧氷が見えるジグザグ道に来るとみんなが同じ所を歩くのでU字型に掘れて固まっている。

とても歩きやすくて何時も息を切らす急坂も今日は楽ちん。



霧氷のトンネルの中を登って行く。



霧氷はびっしりだが青空が無い。



凍っていると怖いところもアイゼンが良く効いて快調。

やはり大勢が歩いた次の日は歩きやすいなあ。



10時17分 パラボラ分岐着。

登山口から丁度1時間。

雪の日にしては好タイム。



一休みしてから山頂に向かう。

中々青空が出てこない。

時間が早すぎるのかな?



稜線は足跡が消えている。

雪が少し降ったのかな?

吹きだまりには50㎝位の新雪がある。



稜線は足跡が消えて新雪があるがスノーシューどころかアイゼンも必要ない状態。

でもせっかく背負ってきたのだからとスノーポンを装着。



何時ものようにこの稜線はブナの霧氷が凄い。



青空があったらなあと思うが、家内はキレイキレイと喜んでいる。

山頂直下に来ると急坂がガチガチに凍っている。

おまけに壺足の跡が残ったまま凍っている。

窪みが深いとスノーポンの歯が宙に浮いてアルミフレームが滑り一瞬驚く。



それでも何とか登り切るがこんな時スノーポンは不要だし邪魔だ。

10時51分 頂上着。

回りは真っ白。

全く眺望は無い。



三角点は頭だけが見えている。

気温は-9度

風があるので体感温度は可成り低い。



高城山は完全にガスの中。

高丸山も微かに見えているだけ。



コーヒーを飲んで雲が切れるのを待つがどうも駄目みたい。

今日は何時もより1時間程時間が早い。

何時ものように昼頃青空が顔を出すかもしれないがそれまで待っていられない。



もう一度コーヒーを飲みガスが晴れるのを期待したが無理のようなので下山開始。

一瞬、高丸山への縦走路が顔を出した。

頂上直下の凍ったところはアイゼンなら何ともないところだが、スノーポンは歯が全く役に立たず滑り落ちそうで怖い。



少しガスが引いて先日登った高丸山と旗立山が顔を出した。



振り返ると雲早山山頂の祠が見えている。



凄い霧氷が付いたブナにはもう冬芽が大きくなってきている。



大岩の所で昼食。

岩陰は風が無く寒さを感じないが手袋を脱ぐと痛い程になる。

パラボラ分岐を過ぎて下ろうとすると、家内が私がせっかくスノーポンを履いているので高丸山縦走路へ行きたいと言う。

縦走路は新雪がフワフワ。

雲早山を背にして登って行く。



今まで厄介者だったスノーポンが大活躍。

深い新雪の登りも超快適。

縦走路は霧氷が多い。



家内も私の踏み跡を付いてくる。

踏み跡を辿ると、とても歩きやすいらしい。



霧氷がタップリ着いたブナを楽しむ。

ぐるぐる新雪歩きを楽しみ帰ることにする。



目の前に雲早山の大岩のピークが見えている。

雲が流れて薄くなり時々霧氷が白く輝く。



分岐でスノーポンを外そうかと思ったがそのまま下る。

U字型に掘られた登山道を歩くのにはスノーポンは全く適していない。

道幅が狭いので互いのフレームを踏んで巧く歩けない。

下りなのに汗ビッショリ。

真っ直ぐ下る道になると何処でも歩けるので快適。

深い新雪の上を滑るように下る。

あっという間に広場について家内が下りてくるまでその辺を歩いてみる。

やはり適材適所。

新雪歩きには抜群の性能を発揮する。

しかし、多くの人が踏み固めてU字に掘れた登山道では最悪だ。

これからは深い新雪歩きの時だけ使用するようにしなければと思う。



案の定、昼過ぎになると青空が出てきた。

カツラの大木の所で一休憩。



12時41分登山口に着く。



とんがり帽子の冬芽はノリウツギだろうか??



青空が広がる林道を黙々と歩いて車まで帰る。



相変わらず林道から見た高城山は葱坊主が見えている。

雲早山山頂部だけが雲の中だったのかな。

13時30分 入り口に着く。

帰りには、神山温泉でホッカホカになる。

神山温泉の湯はヌルヌルツルツルで最高。

疲れが吹き飛ぶ。

湯上がりに100円の黒酢を飲んでスッキリ。

今日は頂上付近では青空は無かったが快適な雪歩きを楽しむことが出来た。

新雪歩きも楽しいが、大勢が歩いた後の雪山も歩きやすくてまた良いものだと思った。





里山倶楽部四国編 

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