秋の里山 竜王山  2013/09/26
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竜王山 キバナアキギリ アキチョウジ テイショウソウ等の秋の花盛り -

天気はすっきり秋晴れとは行かないが、秋の花を求めて竜王山に向かう。



奥の湯キャンプ場に停車して出発。

9時9分

車を降りると甘い香りが漂っている。

農家のキンモクセイが満開。

それにしても花から随分と離れていても香りに酔いそうな程だ。



キンモクセイの枝にカタツムリ。

この甘い香りに酔っ払わないのかな?

ボタンヅルがまだ元気に咲いている。



登山口近くにはノブドウが色とりどりの実を付けている。

この実には『ブドウタマバエ』や『ブドウガリバチ』の幼虫が寄生しているとか。



登山口から少し入ると登山道は草深い。

イヌタデが沢山咲いている。

ありふれた花だが、よく見ると花穂には赤いつぶつぶの小さな可愛い花が集まっている。



ツユクサがまだ沢山綺麗にさいている。

ミゾソバも可愛い花を沢山開いている。



ほんのりピンクの花はとても可愛い。

でも花弁のように見えるのは萼だそうだ。



キツネノマゴも一面に咲いている。

追手前高校の寮の裏から登って行く。



お茶の実が沢山出来ている。

暗い山肌には今頃クサアジサイが沢山咲いている。



一時荒れていた茶畑は綺麗に手入れされている。



廃屋の横を登って行く



ヤブタデとミズヒキも咲いている。

昔人が生活していた所にはこの様に小さな花たちが多く咲くようだ。






ついこの間までお住まいだった家も今は人気が無い。



上の家では畑の手入れをされている人がいた。

何時までも元気で暮らしいて欲しいと思う。

30分程で車道に出る。

此処からキャンプ場までは車道歩き。



ゲンノショウコの実ややエノコログサが秋を教えてくれる。



イヌホオズキが沢山花を咲かせているが実が熟している。



ニラの花が咲いている。

茶畑では茶の花が沢山咲いている。



山羊が繋がれた樹木の葉をバリバリと食べている。

此処の農家では山羊を使って雑草の駆除をしている。

数年前草ボウボウだった所もこの通り。

鹿もこの様に樹木の葉や草を食べているのかなあ。



別荘も平日なので人気が無い。

栗の実が熟れて今にもこぼれそうだ。



キャンプ場でトイレをお借りして竜王山に向かう。



登山道には山栗が沢山落ちている。

里栗と比べて小さいがとても美味しいらしい。

実がこぼれているのだけを拾っていく。

キバナアキギリが咲いていた。



登山道脇にはアキチョウジが群生している。



アキチョウジの薄青い花が一杯。



モミジガサも花の盛り

この花の葉は食用になるそうだが。



登るにつれてキバナアキギリの花が多くなる。



テイショウソウが咲き始めていた。

家内はこの花が見たかったらしくて大喜び。



ツルシキミとトチバニンジンの赤い実



白いアキチョウジが何時もの場所に咲いていた。

この場所にだけ毎年白い花が咲くのが不思議だ。



まだピンクのトチバニンジンもある。



ギンリョウソウモドキが沢山咲いていた。



尾根に出るとテイショウソウが多い。



オオナルコユリは実も大きい。



11時26分 讃岐竜王山着

沢山の花を楽しみながら登ったので2時間20分程掛かった。

頂上には観音寺から来られた人達が楽しそうにお茶していた。



少しお話ししてから阿波竜王山に向かう。

途中にはアサマリンドウが咲き始めていた。



一旦鞍部まで下って阿波竜王山に向かう。



栗を拾いながら阿波竜王山に着く。

11時55分



アケビ(ミツバアケビかな)が沢山生っている。

展望台に上ると天気が回復して青空が見えてきた。



徳島側には眉山

香川側には瀬戸内海が薄く見えている。

しばらく展望を楽しんでから一等三角点のピークに向かう。



ツリバナの赤い実が目立つ



サラシナショウマに似ているが?



車道脇にはツルニンジンが一杯咲いている。



イタドリはもう実になっている。

シコクアザミかな?



電波塔のピークで昼食

今日はサンドイッチに熱いコーヒー。

いつの間にか熱いコーヒーが美味しい季節となった。

龍王峠に向かうとガバズミの実が真っ赤。



山道の両側にはツリバナの赤い実がビッシリ。



色の淡いトリカブトが丁度花の盛り



竜王峠に着く



竜王峠から三角点に向かうと黄色の絨毯。

凄いキバナアキギリの群生がずっと続く。



12時56分 一等三角点「竜王山」1013m着



そのまま元来た道を引き返し、今度は山頂を経由せず車道を鷹山公園を目指す。

アケビの実が沢山生っている。

今年は大豊作のようだ。



ナツツバキの実も多い

見上げるといつの間にか真っ青な秋の空。



閉鎖された青少年野外活動センターを過ぎて車道を進む。



ドコモの小屋も閉鎖されている。

この辺は人気が無いのかな?



すくっと立ったモミの大木があった。

こんな標高の低い所に立派なモミだ。



突然甘い香りが漂ってきた。

斜面に小さなピンクの花が沢山咲いている。

何ともいえない良い香り。

見た事も無い花だが何の花だろうか。

コシオガマだと蘭ちゃんに教えて戴きました。

何時もありがとうございます。

香川には多いそうですが私は始めての出会いでした。



ヤマハギが青空に映えていた。

ヤマザクラも色付き始めていた。



讃岐竜王山を巻く様にアカマツの林の中を行くと鷹山公園に着いた。

14時20分



しばらく休憩して相栗峠に向かう。



コウヤボウキが咲き始めていた。



急な階段をドンドン下りて進むと相栗峠 15時16分着。



車道を串刺しするように下っていく。

ヤマジノホトトギスが多い。



ヤブマメが沢山咲いている。

紫のアクセントが小粋だ。



奥の湯キャンプ場駐車場に15時49分着

大きなカマキリが待っていてくれた。



歩行距離 15.3㎞

累計標高差 ±1,030m

歩行数 28,096歩



山栗は茹でて戴きました。

小さくて食べにくかったですが味は濃厚で最高でした。


里山倶楽部四国編 

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