秋の里山 高丸山  2013/09/29
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- 高丸山 樹木の実 -

今年の6月22日に高丸山に登った時に咲いていた白い花がサワフタギかタンナサワフタギか解らず気になっていた。

サワフタギならブルーの実、タンナサワフタギなら黒い実が出来ると言う。

確かめに高丸山に行く事にする。



高丸山に着くとガスで山頂は見えない。

先着車は1台。

トイレをお借りするが何時も綺麗に掃除されている。

朝早くは雨が降っていたようだ。

道路が濡れている。

音がして振り返るとミニクーパーがやってきた。

登山者かな?



色白のシコクママコナが咲き残っている。



アサマリンドウは天気が悪いので花を開いていない。

山(柴)栗が落ちているが、とても小さい。

竜王山の山栗の半分くらいしか無い。



登って行くとガスが深くなる。

ガスの中、雨に濡れたブナは神秘的で美しい。



トチノキの葉はテカテカとしているがトチの実は見えない。

木の下にも落ちていない。



ブナの実の殻が沢山落ちていてドングリがこぼれている。



三つ尾の峠の植林されたブナの木はまだ枯れずに頑張っている。



ドンドン登って行くとシコクママコナはもう花が終わっている。

ヤマジノホトトギスも種になっている。

秋の花のシーズンも終わりに近いようだ。



雨の後なので岩に付いたコケが初々しくて綺麗だ。



高丸山の西斜面のスズタケは鹿の被害が少ない。



シロヨメナが花の盛り

見晴らし場に来るがガスで何も見えない。



アセビの新芽に雨の水滴が。



シロモジにはもう来年の新芽の用意が出来ている。

頂上に近づくとシコクママコナは種になっている。



アサマリンドウが多くなるが花は開いていない。



ドウダンツツジが少し色付き始めている。



此処でもスズタケは鹿に食べられて居ないのにドウダンツツジの樹皮は囓られている。

1時間程掛けて高丸山頂上着



頂上はガスに包まれて眺望はゼロ。

カエデが色付き始めている。



寒いので、記念撮影して直ぐに下山する。



頂上周りの樹木が切り倒されている。

どうしたのだろうか。

ナツツバキの実は前回見た時のままだ。



アセビの新芽が赤くなっている。

サワフタギには実が見つからない。



ミツバツツジに赤い冬芽が出来ていた。

もう冬の準備をしているのに驚く。



花を開いているアサマリンドウみっけ。



北斜面のスズタケは赤茶けて枯れているように見える。

鹿害だろうか。

しかしよく見ると新芽が出ている。

鹿害が減っているのかな?



サワフタギの実を探しながら下っていると単独の女性が追いついてきた。

ミニクーパーの人かな?

道を譲ると追い越す時にホームページ見ていますよとお声掛け戴く。

どうもありがとうございます。



旗立分岐のヒノキは根のあたりが鹿に囓られている。

こんな木を何故囓るのだろうか。



やっとサワフタギ?の実を発見。

青黒い実だ。

此からブルーになるのか黒くなるのか?

ブルーならサワフタギ。

黒ならタンナサワフタギらしい。



旗立山に向かうとブナの実が沢山落ちている。

ブナの実は動物達の好物なので殆ど食べられてしまう。

来年どの位芽吹くだろうか。



雨に濡れたブナは歩惚れ惚れする程美しい。



ブナに付いたコケもまた素敵だ。



林道に出る手前にやっと見つけました。

黒い実が一杯です。

やはり高丸山の白い幹の木はタンナサワフタギでした。



東屋で昼食。

昼前でも気温は11度

頂上ではもっと低かった。

赤い実が沢山出来ているが何の木かな?



林道横の斜面にはアサマリンドウやシコクママコナが群生。



タマゴタケかテングタケか?

急斜面の階段は濡れているので慎重に登る。



杉の葉のようなコケは?



旗立山頂上着。

以前、頂上には倒木があって赤石丸への道が解らなくなっていた。

前回来た時に国土調査している人達がチェーンソーを持っていたので切ってくれるようにお願いしておいた。

なんと、倒木を切断するだけでは無く沢山の枝なども綺麗に片付けてくれていた。

此で赤石丸へ行く人が道に迷う事も少なくなるだろう。

ありがとうございます。



今日は赤石丸へ行く予定は無いが、尾根道をそのまま進んでいく。



この尾根にも美しいブナが多い。



大きな蛙を踏みつけそうになった。

今まで見た中で一番大きい。

道の真ん中にいるのは危険だよ。

苔の赤岩を巻いて行く。



杉の根元にも苔が生えている。



エゴノキの実は殆ど落ちていた。

エゴノキの下に真っ赤な実を見つけた。

初めて見る実だ。

葉を見るとサワオトギリに見える。

オトギリソウの実は普通の赤い実だが、サワオトギリはこの様に濃い赤色の実を付けるのだろうか。



赤石丸手前の林道に出た。

相変わらずガスっている。

赤石丸へは行かずに引き返す。

サンショウの実が沢山弾けて黒い実が出来ている。

サンショウは若くて青い実をちりめん山椒などとして食べるが、この黒い実は味も香りも無いらしい.。

しかし、この実を包んでいる赤い外皮が最も香りが強く、薬用にもこの部分が使われているらしい。



バライチゴがまだ綺麗な花を咲かせている。



樹木の赤い実が沢山有るが名前が解らない。



この木も沢山赤い実を付けている。

後でユックリ名前を調べよう。



アケボノソウが所々に咲いているが、花の盛りは過ぎているようだ。



駐車場に帰ってくると沢山の車が停まっている。

徳島県の車もあるので何か行事が開催されているのかもしれない。



ガスが引いてきてススキが綺麗だ。



四季美谷温泉に来ると10月桜が満開



毎年この時期にこの桜を見るが今年は花付きが良い。



例年小さな花が多いのだが、今年は大きな花が多い。



いつの間にか青空が広がり、淡いピンクの桜に見とれてしまった。

これから春になるまで長い期間私達を楽しませてくれる事だろう。





総歩行距離 9.1㎞

累計標高差 ±589m

歩行数 18,038歩




里山倶楽部四国編 

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