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秋の里山 |
天狗塚 2013/11/20 |
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- 今シーズン初めての雪山歩きを楽しむ 天狗塚 -
今日の天気予報は曇り
しかし祖谷地方では雪も降るようだ。
剣山に行こうかと思ったが、ふと国見山に行ってみたくなった。
国見山は標高が低い割には風の通り道で雪や霧氷が多い。
朝5時半に出発。
高速を快調に飛ばし池田インターから大歩危へ。
セブンイレブンでお握り100円サービスの煮卵お握り等の普段なら一寸高くて買うのを戸惑ってしまう高級お握りを購入。
大した金額では無いがなんか得してリッチな気分。
国見山に向かうが雪が積もっている気配は無い。
気温もそれほど低くなくて霧氷も期待薄かな?
家内が天狗塚ならきっと雪が積もっているはずと言い出す。
急遽天狗塚に向かう。
 
天狗塚登山口に着くとステップバンが駐まっていた。
準備をして出発。
8時54分
 
登山道には薄く雪が積もっている。
今シーズン初めての雪山歩きが楽しめるかなとワクワクしながら登って行く。
矢筈山は雪雲に見え隠れしている。
数人の先行者の足跡がある。
 
この白い網のようなのは落ち葉収集かな?
天狗塚の登山道は急坂を頑張って登って行くと3カ所くらい林道にぶつかる。
なんか興ざめだなあ。
 
最後の林道交差地点からしばらく急坂を登るが家内のペースが速い。
なんとか踏ん張って登ると1476mのピークに着く。
9時39分
気温は-4度
一息入れて水補給。
 
一旦下ってまた登って行くと雪が降ってきた。
風も出てきて寒くなった。
積雪は数㎝でたいしたことが無いが、此処で簡易アイゼンを装着。
ついでにダウンをジャケットの下に着込む。
大雪の時でもこんなに厚着をしたことは無いのだが今日は何故か寒さが身にしむ。
この辺は尾根らしい物が無くて踏み跡も彼方此方に出来ていて道を間違いやすい。
 
モミやダケカンバの林からリョウブやツツジなどの低木帯に来るとなんと木製の階段が設置されている。
ロープのある急坂も階段があるので楽ちん。
昨年の年末には設置されていなかったので今年設置されたようだ。
 
樹林帯を抜け出て振り返ると、何時もは落合部落などの展望が広がるのだが..
今日は雪雲が厚く下りていて何にも見えない。
ツツジなどには霧氷が着いているが日が差していないのでパットしない。
 
牛の背が見えてくるが積雪は見られない。
 
風が強く雪が頬と鼻に当たって痛い。
ネックウオーマーを忘れてきたのが失敗。
 
頂上に近づくと一面霧氷。
冬用の手袋をしているのだが手の先が冷たくて痛い。
温度計を見てみると-8度。
雪が横殴りに吹き付けてくるので体感温度は更に低い。
 
西熊山と牛の背も寒そう。
 
笹原に出て進むとコメツツジの霧氷が綺麗だ。
 
振り返ると何時もなら矢筈山系が見えてくるのだけれど..
コメツツジの霧氷の間を登って行く。
 
日が差していれば素晴らしいのだけれど残念だ。
 
誰も居ない天狗峠に着く。
10時54分。
登山口から丁度2時間。
 
ステップバンの先行者は天狗塚に向かわずにお亀岩方向に向かっている。
三嶺まで縦走するのかな?
私達は天狗塚山頂に向かう。
 
風が強く雪が横殴りに吹き付けるので大岩の影でコーヒーブレイク。
冬山に行くときには何時もホカロンを持ってきているのだが今日はまだ用意できていない。
冷たくて痛くなった手を珈琲で温める。
 
笹に足を引っかけないように気をつけて頂上に登る。
登山道が細く掘れているのでスパッツも破かないように要注意。
 
風と雪が吹き付ける山頂に到着。
当然誰も居ない。
11時24分。
 
360度何も見えない。
今まで来た中で一番見晴らしが悪い。
所が一瞬明るくなって風が弱くなり暖かくなった。
手も痛くなくなった。
温度計を見ると-3度。
もしかしたら天気が良くなるのかと思い此処で昼食にする。
贅沢お握りは味が濃くて美味しい。
しかしいくら待っても天気は回復しない。
それどころか雪が又降り出した。
 
早々に山頂を後にして下山開始。
11時40分
 
風が吹き付けて、見る見るうちに霧氷が大きくなっていく。
 
天狗峠に帰ってきてそのまま下山する。
 
コメツツジの霧氷が多くなっている。
いつの間にかエビの尻尾が成長している。
 
霧氷を楽しみながら下りていくが日の光が欲しい。
 
ツツジの冬芽にも霧氷

ドンドン下って行くと鞍部の広場に立派な枝振りの木があった。
今まで気が付かなかったが何の木かなあ?
 
1476mのピークに帰ってきた。
天狗塚の看板の裏の朽ちた切り株の中にピンク色が見えたので覗き込むとピンクや赤のテープが放り込んであった。
そう言えば登山道に赤テープが見当たらなかった。
過剰な赤テープを嫌う人は多いし私も見苦しいと思う。
しかし、天狗塚の天狗峠付近や牛の背は雪が降りガスが出ると方向感覚が狂いやすい。
また尾根らしき物がハッキリして無くて何処でも歩けてしまうので間違った方向へ歩いてしまうことがある。
そんなとき赤テープがあると本当に助かる。
必要最小限の赤テープは残して欲しいと思うが..
色々な考えを持った人が居るので難しい問題だ。
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13時56分 登山口着。
いやしの温泉郷へ向かう林道は長い間通行止めの看板が出ていたが撤去されていた。
通行可能になったのかと半信半疑で進んでみると一カ所工事中で崩壊した山腹を修復していた。
しかし、通行は可能でしかも途中からガタガタ道だったのが全面舗装されている。
いつの間に舗装されたのかな?
おまけに落石も少ない。
快適な道を進むといやしの温泉郷に出た。
これなら徳島市内から天狗塚に向かう時いやしの温泉郷経由で行くのが便利のようだ。
普通車でも底を擦ることやパンクの心配無しに行くことが出来る。
水が流れて居ないので凍結の心配も少ないかもしれない。
小島峠経由で帰ろうと思ったが、時間通行止めで次は30分以上待つ必要がある。
仕方が無いので見ノ越経由で帰る。
剣山は真っ白。
夫婦池からスキー場の間は雪が可成り残っていて夏タイヤなので怖々走る。
自宅まで3時間半程かかった。
雪は少なく天気もパットしなかったが今シーズン初めての雪山歩きを楽しむことが出来た。
あっという間に冬山シーズンに突入した。
冬タイヤを始めとして登山用具を雪山バージョンに変更しなくてはと思う。
里山倶楽部四国編
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