夏の里山 大川原高原  2013/07/27
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鹿島槍から帰って暑くてボケッとしていたが、少し汗をかいてシャキッとしたいと大川原高原に出かける。

自転車で登る人達が多い。

この暑い時期に自転車で標高差1000mを登るのは大変だろうと思うが人気があるようだ。

名物のアジサイは終盤。



朝から真っ青な空

今日も暑くなりそうだ。

ヒメジョオンが咲いてのどかな雰囲気がする。

アルプスと違って里山歩きは心が安まる良さがある。



ノリウツギとリョウブの白い花が丁度咲き誇っている。



キカラスウリの花がまだ咲き残っている。

カラスウリの花は朝には萎んでしまうがキカラスウリは昼前ぐらいまで残る事もある。

葉に光沢があるのもキカラスウリの特徴。



不快指数の高いこの季節に真っ白な花を沢山咲かせるノリウツギは、ウツギ類の中では最も遅く咲く。

花期は7月から9月で、枝の先に白色の小さな両生花が円錐状に多数つき、その中に花弁4枚の装飾花が混ざる。

樹液を和紙を漉く際の糊に利用したため、この名がついた。



花期は終わりに近いと言ってもまだまだ綺麗なアジサイも多い。



リョウブの花ともう色付いたウリハダカエデ



アジサイ園を散策



風があり風車が良く回っている。



毎年名前が良く解らない小さなヨメナ?が沢山咲いている。



キンポウゲの花も何時までも咲いている。

先日見たミヤマキンポウゲよりも地味な花

ヘビイチゴ?の赤い実が沢山熟れている。



カワラナデシコがススキの葉の間に爽やかに咲いている。



テリハノイバラとウツボクサも沢山咲いている。

特にウツボクサは例年より多い。



紅白のホタルブクロ



ツツジのトンネルは強い日射しが届かず薄暗くて涼しい。



お文の墓の前の木には沢山実が付いていた。



この面白い実はシラキの実だろう。

熟すと弾けて3つの種が飛び出す。

シラキは紅葉が美しいので庭木などに人気のある木だ。



ヤマナシの実が沢山なっている。

小鳥や猿が喜ぶ事だろう。

ヤマナシと言えば宮沢賢治の詩が有名だ。

間もなく水はサラサラ鳴り、天井の波はいよいよ青いほのおをあげ、

やまなしは横になって木のえだにひっかかってとまり、その上には月光のにじがもかもか集まりました。




お文の墓から少し行くとクサアジサイが咲き始めていた。



クサアジサイは木で無く草で葉が対生な事が他のアジサイとは違う。

最初、焼山寺で出会った時は感激した。



高鉾山本峰(偽高鉾山)に登るが登山道は草に覆われている。



アキノタムラソウやキンミズヒキが咲き始めている。



高鉾山に向かうとウリハダカエデの実がまだ沢山ぶら下がっている。



高鉾山山頂はタケニグサが蔓延っていて山頂標識は文字が見えなくなっている。



林道を引き返すと沢山アキアカネが飛び回っている。

中に、日本で一番美しい赤とんぼと言われているミヤマアカネが混じっている。

翅に褐色の帯を持ち、飛ぶ時(特にホバリング時)に帯(バンド)が輪を描き綺麗だ。

この様子から、高知県では「クルマトンボ」や「ヤグルマトンボ」と呼ばれているらしい。

翅に白い縁紋が有るが、成長につれ白色からピンクに変化する。



シロモジやサルトリイバラの実ももうすぐ白や赤に熟れる事だろう。



林道沿いにもノリウツギが多い

?のトンボ



四国の道を上り返すと高丸山で蕾だったヤハズアジサイが満開。



またお文の墓から階段を上り返し林道に降りていくと、シギンカラマツが咲き始めていた。

いつ見ても可愛い花だ。



ヤマシャクヤクが弾けて赤い実が出来ていた。



アジサイの間にコオニユリ



ウツボクザで吸蜜するマルハナバチとヌスビトハギ

ノンビリ大川原高原を散策して池の畔で昼食。

今日はサンクスがお握りフェアで全品100円だったので豪華なイクラやハム入りオムライスお握り等。

帰ってシャワーを浴びて冷たいビールを飲んで昼寝。

2時間程眠って起きると鹿島槍での疲れもやっと取れた気がした 。



里山倶楽部四国編 

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