秋の里山 木曾御嶽山 御池巡り 2013/09/13~14
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そのⅠ

そのⅡ



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ぐっすり眠って朝5時に目が覚める。

消灯後も柔らかい明かりがともっていると思ったらランプの明かりだった。



ダウンを着て飛騨頂上に向かう。

三の池の向こうに中央アルプスそしてその奥に南アルプスや富士山までくっきりと見える。



少しズームして..

富士山の少し左のポチッとした三角錐のピークは宝剣岳だろう。

中央アルプスの左奥には甲斐駒ヶ岳や北岳などがそびえている。

段々と空が赤くなってきた。



八ヶ岳の赤岳の上から朝日が昇ってきた。

雲が厚いが太陽が微かに見える。

雲が真っ赤に染まり美しい。



太陽が昇るにつれて青空も見えだした。

今日は快晴かな?



剣ヶ峰のモルゲンロートと飛騨御嶽神社奥の院



南アルプスの山々



中央アルプス全景



振り返ると白山が雲の上に顔を出している。



朝ご飯を食べて、1リッター100円の水を2リッター購入してペットボトルに詰める。

この水は、薪ストーブの上のヤカンで沸騰させてある。



昨日越えてきた摩利支天乗越のピークをバックに記念撮影して出発

6時31分

小屋の左から濁河温泉登山口への登山道を左に分けて継子岳に登っていく。

御嶽山の最高峰は剣ケ峰で
その両翼に控えるのが継母岳と継子岳だ。

阿古太丸と姉の利生御前そして継母である岩永姫の悲しい伝説が残っている。



西の谷を見ると下呂市や高山市の向こうに白山がくっきりと見えている。

雪はもう消えているようだ。



コマクサ群生地が有りコマクサが僅かだが咲き残っていた。



右下にはオンタデの黄葉の向こうに四ノ池が広がっている。

池には水は溜まっていないが豊かな水流が光って見える。



青年が一人軽やかに追い越して行った。

継子岳までは緩やかな登りだ。



早朝の稜線散歩は気持ちが良い。

イワギキョウが可愛く咲いている。



紅葉が始まっている。

四ノ池の向こうには中央アルプスが雲の上に浮かんでいる。



ウラシマツツジはまだ紅葉が始まっていない。

チングルマの実が風に揺れている。



コケモモの実が赤く熟れている。

二、三個戴くと甘酸っぱくて美味しい

岩の上にハイマツの実の食べカスが沢山落ちている。

雷鳥かホシガラスが食べたのだろう。


ハイマツの間の岩道を登って行くと鋭利な岩が乱立するピークがある。

この辺が高天原だろうか。



ピークから正面に乗鞍岳

後に立山連峰や穂高連峰などの北アルプスの山々が直ぐ近くに見える。

7時9分 継子岳頂上(2,858.9m)到着

剣ヶ峰が堂々として見える。



360度の眺望は素晴らしく雲海の上に北アルプスや中央アルプスそして美ヶ原などの山々が浮かんでいる。



北アルプスの眺望



乗鞍岳が直ぐ近くに見える。

その奥には北アルプスの山脈が連なっている。

つい数年前まではあの山々の頂に立つことなど思い浮かびもしなかった。

しかし、今では目の前に見えている山々の頂にいくつも登る事が出来た。

眺めていると感慨深い。



北アルプスをバックに記念撮影。

槍ヶ岳は何処から見てもよく目立つ。



気持ちが良い頂上でしばらく素晴らしい眺望に酔いしれる。



静かな山頂だが数人が登ってきた。

皆さん素晴らしい眺めに見入っている。



剣ヶ峰と此から向かう継子岳Ⅱ峰



継子岳に苞に向かう途中で継子岳を振り返る。

クロマメノキに黒い実が生っていた。



コマクサの保護区が有り少し咲き残っていた。

この淡い紫のキキョウはチシマギキョウかな?



Ⅱ峰頂上手前は岩山で大天狗、小天狗、金山彦大権現そして阿留摩耶天の碑が有る。

Ⅱ峰頂上も眺望は最高。



トウヤクリンドウとミヤマダイコンソウの紅葉



頂上の岩には阿留摩耶天の祠が建っている。

継子岳から15分で着いた。

7時39分



眼下に四ノ池と剣ヶ峰と外輪山

その手前右は摩利支天山



美ヶ原が雲に浮かんでいる。

中央アルプスを正面に見て下って行く。



Ⅱ峰からの下りは厳しいと聞いていたが岩が多いだけで少し注意すれば危険な所は無い。



岩場をグングン下って行く



20分程下ると緩やかな道となり、四ノ池の横を歩く。

直径800mの四ノ池は小川が流れる湿原地帯で、その水は火口壁の欠けた部分から滝になって落下している。

この滝の全容は、御岳ロープウェイからしか見ることができない幻の滝だそうだ。



四ノ池の火口壁が切れて水が流れ落ちている。

滝の上から覗き込んで撮影するが足場が悪く滑りそう。



小川を渡り川の水で顔を洗う。

冷たくて気持ちが良い。



湿原は夏には花園になることだろう。



三の池に向けて少しばかり登って行く。



稜線に着くと右に行けば五ノ池小屋

真っ直ぐ下れば三ノ池



振り返ると四ノ池

目の前にはブルーの三ノ池

その向こうに剣ヶ峰



三ノ池の外輪山となる稜線を下りていく。

剣ヶ峰の手前のピークはアルマヤ天。



ハイマツ帯ではホシガラスが飛び回っている。



開田口分岐に着く。

開田高原キャンプ場登山口まで8.25㎞の看板。

少し歩くと開田頂上である三ノ池避難小屋

8時55分着。



三ノ池の水は五神水として有名。

いよいよ雪渓の残るという女人堂へのトラバース道を下る。



最初は快適で緩やかな道を下っていく。



崩れた所もあるが綺麗に補修してあり危険は無い。

ヒョウタンボクの赤い実が二個ずつ並んでいるのが可愛い。



ナナカマドの赤い実を見ながら下って行くと長い木の階段が有る。



乾いているので心配は無いが雨の日などは滑りやすくて危険だろう。

オンタデの実が残っている。



ミヤマキリンソウはまだ綺麗に咲いている。

オンタデの赤い実は綺麗だ。



ホツツジとオヤマリンドウ



殆ど水の無い沢を渡る。

ロープが何本も有るがどのルートでも向こう岸に行くことが出来る様だ。



やがて問題?の雪渓にやってくる。



ヤマブキショウマとヨツバシオガマかな?



雪渓の幅は10m程で踏み跡があるので問題なく渡ることが出来る。



後は歩きやすい道が続く。



大岩の横を通る。



?の実とナナカマドの紅葉

赤い実をよく見ようとして葉を持ち上げたら「イタっ!」

鋭いトゲがあったようだ。

ぽとふさんからハリブキの実だと教えて戴きました。

ありがとうございます。




歩いてきた山脈を振り返る。



随分と歩いて疲れてきた頃女人堂の屋根が見えてきた。



振り返るとアルマヤ天と継子岳Ⅱ峰かな?



ミヤマオトギリの咲く女人堂に着く。

10時40分。

三ノ池から1時間45分も掛かった。



御嶽山の姿を目に焼き付けて昨日上ってきた道を下る。

今日は土曜日なので登ってくる人達が多い。

広場の横でお弁当にする。

ノンビリしていると二人の男性からお声掛け戴く。

一人は可成りのお歳の様だが何時もは9合目半の覚明堂に居られるらしい。

今朝はアルプスがよく見えたというと8月は15日程山にいて1日しか眺望の良い日は無かったと言っておられた。

連れの男性は四国八十八カ所も回られて剣山や石鎚山にも登られたらしい。



ダケカンバの大木が色付き始めている



行場小屋で一休みして後はひたすら下る。

ゴゼンタチバナの赤い実が印象的だ。



木の階段を滑らないように注意して下って行く。

12時56分 登山口着。

車は20台程駐車していた。



帰りに、ガソリンスタンドに寄ると徳島からは山の仕事で大勢がこの地にやってきていると言っておられた。

中にはこの地で結婚して永住している人もいるとか。

教えて戴いたねざめホテルのトロンの湯500円で疲れた足をもみほぐす。

トロンは痛みや疲れに効くそうだ。

トロンの湯が効いたのか、帰りの高速では快調に走り、休憩無しに自宅へと着いた。

御嶽山は特徴の無い平凡な山と思っていたが、中々どうして変化のある山歩きを楽しむことが出来た。



そのⅠ

そのⅡ






里山倶楽部四国編 

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