秋の里山 八ヶ岳  2013/10/11~13
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赤岳から又三郎尾根を下山

そのⅠ

そのⅡ




赤岳山頂標識



ぐっすり眠って、朝起きてトイレに行くと水道が凍って出ない。

気温はマイナス4度。



朝靄の上に富士山が浮かび上がってほんのりと赤くなっている。



素敵な朝だ。



5時44分 甲武信ヶ岳のあたりから朝日が昇り始めた。

風も無く気温が低い割には寒くない。



今日は最高の登山日和になるだろう。



横岳が少し赤く焼けた。

横岳の向こうは浅間山だろうか。

左端の山頂が丸い山は蓼科山



遠く槍や穂高が白く冠雪している。

初雪が降ったようだ。

立山や白馬も真っ白。



もう出発する人達がいる。



御嶽山や乗鞍岳も見えるが冠雪はしていないようだ。



6時から朝食

面白い支配人?に挨拶して山荘を後にする。

モンベルカードでピンバッチを家内の分と2個サービスで戴いた。

モンベルカードは本当にお得だ。



6時43分出発

頂上は朝から満員



一等三角点「赤岳」2,899mで記念撮影。



富士山がまだくっきり見えている。

6時54分下山開始




下り始めると正面に権現岳が見えている。



早速急な階段を下りる。

中岳・文三郎尾根分岐を右に下る。

此処をまっすぐ行くと権現岳方面に行く事が出来る様だがキレット等があり厳しいコースらしい。



竜頭峰方向から登ってくる登山者も多い。

岩場をグングン下る。

歩きやすい岩場だが浮き石が多いので落石をしないように注意が必要。



中岳と阿弥陀岳を正面に見て下って行く。

シュレンゲの簡易ハーネスで繋がれた子供が登ってきた。

中岳分岐のあたりは風が強いのだろう。



惚れて狭くなった岩場を下る。

有名な銅板のレリーフがある。

この岩場を登る時は励ましになる事だろう。



若い女性がドンドン登ってくる。

キレット小屋へのトラバース分岐を通過



岩場を過ぎると砂礫帯となり阿弥陀岳との分岐に着く。

7時37分

頂上から約40分掛かっている。

中岳経由で帰ろうかと言うが、早く帰りたいというので右へと直接行者小屋へ向かう。

眼下に行者小屋が見えだした。



見上げると横岳と硫黄岳

砂礫帯の道は滑りそうで嫌だ。



躓きそうな階段道となるる

若い女性が多いのに驚く。



霧ヶ峰の向こうに冠雪の槍・穂高

美ヶ原の向こうに真っ白の立山連峰と後立山連峰



横岳のゴツゴツの稜線の影が谷に落ちている。

中岳と阿弥陀岳が朝日に輝いている。

この角度から見た中岳は格好が良い。



今年初めての霜柱

長い階段が続く



これでもかという階段



荒れた道になると阿弥陀岳分岐



頭上に大同心や小同心が見えてくるとテントサイトに着きその先に行者小屋がある。

9時4分着。

頂上から2時間10分。

膝をかばってユックリ降りたので標準タイムより多く掛かった。



湧き水を飲みに行くと岩が凍っていて滑った。

振り向くとシラビソの間に槍の穂先が見えている。



それにしても登山者が多い。

皆さんノンビリと過ごしている。

ベンチで休憩していると同年代の男性がやってきて話しかけてきた。

なんと夕べはこの行者小屋泊まりでもう地蔵尾根経由で赤岳に登って文三郎尾根を下ってきたそうだ。

約3時間で周回してきたそうだ。

凄いなあ。

これから赤岳鉱泉経由で北沢を美濃戸口まで帰られるそうだ。

何故南沢を下らないのですかと聞くと、南沢は歩きにくくて嫌いだと言う。

えっ!と思ったが私達は南沢を下る事にする。

やはり遠回りは嫌だ。

替わってやはり同年代のご夫婦がやってきてしばらくお話をする。



もう一度横岳を見上げてから出発。

9時27分

あんな尾根を歩いてきたんだと思うと感慨深い。



涸れ沢のような石ゴロゴロ道を下って行く。

傾斜が緩いので中々標高が低くならない。

次から次へと登山者が登ってくる。



途中感じの良い苔の森を通る。

北沢にも咲いていたヤマホタルブクロ?



大山祗命を祀った赤嶽神社の石碑が有り、明治20年建立の先達の霊神碑があった。



登山道はシラベの樹林帯で北沢のように紅葉や沢の流れを楽しみながら歩く事は出来ない。

一部、樹林帯が開けていて山肌の紅葉が綺麗に見える所が有り休憩する。

先ほど行者小屋でお会いしたご夫婦が追い越して行かれた。



相変わらず石がゴロゴロして歩きにくい。



やっと水が流れて居る沢が現れる。

それにしても登山者が多い。

数百人とすれ違った。

この人達があの狭い山頂に立つと溢れてしまうのではと心配をする。



橋を越えると綺麗な散策路のようになる。



美濃戸山荘 11時46分着。

行者小屋から2時間20分程。

道路脇まで車が一杯停まっている。



駐車場は車が溢れている。

追加料金1000円を支払って通路までビッシリ停まった車を除けてもらって出発。

先ほどのご夫婦が歩いておられたので美濃戸口までお乗せする。

美濃戸口も車が溢れていて車道に延々と駐車している。

その所為でバスが入れなくなってマイクロバスで送迎したらしい。

高速に向かうと八ヶ岳が青空の下綺麗に見えていた。



諏訪湖で昼食

温泉が併設されていたので3日間の汗を流す。

帰りの高速から冠雪した甲斐駒が綺麗に見えた。

三連休の割には混む事も無く9時過ぎに自宅に到着。

帰ると家内は転倒した時に打ったお尻や肘などが青アザになって痛いと言っていたが大した怪我にならずに良かった。

紅葉の八ヶ岳をノンビリ歩くつもりだったが思いも掛けない強風に厳しい経験をした。

おかげで膝も少し違和感が出たものの以前のように痛みが出る事は無かった。

やはりヒアルロン酸注射はよく効くようだ。

これから高山は一気に雪山シーズンとなる。

来年の夏まで信州の山歩きはお休みだ。



本日の歩行距離 6.9㎞

累計標高差 +255m -1,407m

歩数 17,495歩

行動時間 約5時間(休憩時間込)



そのⅠ

そのⅡ



里山倶楽部四国編 

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